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ゴーバイア・アート・ロック 2009 / GOUVEIA ART ROCK 2009  

 今年も行って来ましたゴーバイア・アート・ロック2009/Gouveia Art Rock 2009。
 今年は出演バンドもフォーカス/FocusからPFMまで大物揃い、日にちも3日間に増えてグレードアップ。期待し ちゃいます。

GAR2009programme
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ゴーバイア・アート・ロック 2009 /GOUVEIA ART ROCK 2009 5月1日(金) 

2009年5月1日(金)

 夕方5時からスタート。
 このゴーバイア・アート・ロックは、ゴーバイアの自治体が後援しているので、まず、市長(?)さんの挨拶。続いて、去年(2008年12月26日)癌で急死したラーシュ・ホルマー/Lars Hollmerの追悼ショートフィルムが流された。

GAR2009LarsHollmer

というのもホルマーは2005年のGAR(Gouveia Art Rock)に出演していたし、今年2009年には、サムラ・ママス・マンナ/Samla Mammas Mannaとして出演が予定されていたからだ。日本にも数度来日し、また日本人のミュージシャンとも気軽にセッションし親交を深めていたホルマーだけに、日本人として、いやこのGARに来ている世界中の人からその早すぎる死を惜しむ声が聞かれた。ご冥福をお祈りします。

オクトーバー・エクゥース/OCTOBER EQUUS

Ángel Ontalva - guitar
Víctor Rodríguez - keyboards
Amanda Pazos - bass guitar
Mario Rivera - drums, percussion
Francisco Mangas - saxes

GAR2009OCctoberEquus

 1バンド目は、スペインのマドリッド中心に活躍しているプログレバンド、オクトーバー・エクゥース。
 結成は2003年の末からで、2006年に、セルフタイトルの「OCTOBER EQUUS」と去年2008年にセカンドCD 「CHARYBDIS」をリリースしている。
 一言で言えば、ギター、キーボード、サックスをフィーチャーしたアヴァンギャルド/チェンバー・ロックなのだが、聴きようによっては、カンタベリィー風な響きもあったりして、悪くは無いはずなのだが、全体的に緊張感が無いというか、スリルが感じられない。インストゥルメンタル・バンドなんだから、その演奏にワクワクする部分がなければ、ただダラダラとプレイしているだけに聴こえてしまう。持っているものは悪くはないと思うので、サウンドの方向性をしっかり定めてプレイしていけば、これからまだ延びる可能性はあると思われるバンドだ。

GAR2009OctoberEquus2


ガトー・マルテ/Gatto Marte

Maximilian Brooks - piano, percussion
Nino Cotone - violin, percussion
Pietro Lusvardi - doublebass, percussion

GAR2009Gatto MARTE1

  さて、プログレッシヴという範疇に収まらないバンドが出て来た。
 イタリアのガトー・マルテ。
 いつもは4人編成なのだが、今回はバスーンのジョゼッペが抜けて、ダブル・ベイス、ヴァイオリン、ピアノのトリオでの演奏だ。しかし全員クラシックのバックグラウンドを持っているので、その確かなテクニックに裏打ちされた音楽は、楽しくユーモラスでそして、とても可愛い。1曲1曲がそれぞれストーリィが浮かんでくる様に雄弁で、コミカルでドラマティックで、ちょっぴりシニカルなショートフィルムを見ている様な気分になってくる。それもそのはず、彼等はチャップリンやムルナウ(サイレント映画の監督。中でも「ファウスト/1926年度作品」は抜きん出た映像で高い評価を得ている)の無声映画のサウンドトラックを担当、劇場で演奏したり、世界各地のスライド/写真のDVDに音楽を入れたりと、映像と相まったパフォーマンスが多い。
 1991年結成というのだからキャリアも十分、これまで7枚のCDを発売している。すべてのジャケットに描かれている赤い縞模様のネコのイラストがこれまた可愛いくてジャケット買いしてしまいそうだ。いやいや演奏の方も十分満足出来る楽しい音楽が詰まっているはずです。

GAR2009GattoMarte3

GAR2009Gatto Marte2


フォーカス/Focus

Thijs van Leer - keyboards, vocals, flutes
Pierre Van Der Linden - drums
Bobby Jacobs - bass
Niels Van Der Steenhoven - guitars

GAR2009Focus1

 初日のトリは、ご存知フォーカス/FOCUS。
 '70年代に 華々しい活躍をし、2000年代に入ってから再び息を吹き返し、精力的に活動しているあのオランダのフォーカスだ。
 恰幅のいい爺さんになったテイス・ヴァン・レアー(腹の突き出た姿はどこから見ても、浪速のモーツァルト、キダ・タローにそっくり!)を中心に初期のドラマー、ピエール・ヴァン・ダー・リンデンを加え、若手ギタリストのニルス・ヴァン・ダー・スティーンホーヴェン、ベイスのボビー・ジャコブスの4人で10時過ぎから夜中まで、昔のヒット曲から最新CDの「Focus 9 / New Skin」まで、ハモンド弾きまくり、フルート吹きまくり、スキャット、ヨーデルと歌いまくり絶叫しまくりと、たっぷり2時間弱堪能させてくれた。

GAR2009Focus3

 ギターのニルスは、どうしてもあのヤン・アッカーマンと比べられてしまうので、さぞかし弾きにくいだろうと思ったのだが、ソロ・パートなど、アッカーマン風なフレーズに若々しさが加わり中々堂々としたギター小僧ぶりでフォーカスというブランドに負けないプレイをし、 ちょっぴり得した気分。

GAR2009Neils+Bobby

 ドラムスのピエールも既に60歳は越しているはずだが、そのパワフルで正確なドラミングには脱帽。

GAR2009Focus2

 そしてテイス。クラシカルで情緒たっぷりのフルートからジャズっぽいオルガン、楽器だけには任しておけぬとばかりに高低入混じったスキャットを口ずさみ出したかと思えば口笛を吹いたり身振り手振りを付けながらヨーデルを歌い出したりと、体全体を使って音楽するこの人のエンターテイナー振りには誰もかなわないと思わせる程、楽しませてくれる。そして最後にはオウディアンス全員が「レイオロレイオロ、ロッパンパ~ン」と悪魔の呪文を唱え始めるのだ。この夜、5月1日はヴァルプルギスの夜/サバト(魔女の夜会)が行われる日。タイミングが良すぎる~。でも楽し~い。


 テイスは余程体調が良かったのか、翌日もディナー・タイムで、フランスのヴォラ・プックが食事しているテーブルに行ってフルートで1曲「枯葉」をちゃんと途中でスキャットとお馴染みのヨーデルのあのフレーズを入れてプレイし、レストラン中で大喝采を浴びていた。

GAR2009dinner

この様子はYou Tube でご覧になれます。
http://www.youtube.com/watch?v=8BNqESI4fhE
http://www.youtube.com/watch?v=usD9atx_w6g&feature=related

 最終日には、ゴードン・ギルトラップのギター・ワークショップがあったのだが、またしてもフルート片手に現れ、ゴードンとフルート+ギターの共演を聴かせてくれた。


GAR2009Giltrap+Teijs

この様子はYou Tube でご覧になれます。
http://www.youtube.com/watch?v=jnOV4bJzWI4&feature=related

なんでも、教会でリサイタルを開く壷井さん(KBB)の所にも「何を弾くのだ?」と聞きにいったらしいから、教会へも乱入するつもりだったのかも…お茶目なテイスさんでした。




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