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ゴーヴァイア・アート・ロック 2011 / GOUVEIA ART ROCK 2011 5月1日(日) 

 2日目はこのフェスティヴァルの恒例となっている出演ミュージシャンを招いてのディスカッションが町の図書館の一室を借りて行われた。今年の題目は「我々はただ金儲けのために仕事をするのか:アート・ロック・ミュージシャンとしての生き残り方」という中々意味深な議題が出されていた。議長を務めるのはスウェーデンのルンド大学で音楽理論学を教えているトーマス・オルスン。出席ミュージシャンはカルロス・プラザ/Carlos Plaza(KOTEBEL), シャーリィ・ホフマン/Shirly Hoffman,ピーター・ハミル/Peter Hammill そしてユウゲン/YUGENの創立メムバーでユウゲンのCDをリリースしているインディー・レーベルの社長Marcello Marinone。後一人いたのだが思い出せない。済みません。

Discussion1

 まず、それぞれが自国におけるミュージシャンとしての生活の成り立ちを話してくれたのだが、ほとんどのミュージシャンが演奏活動だけでは食べてはいけず、音楽の教師か又は全く音楽とは違う生業を持っていた。次に聴講客を交えての質問と討論。HPやインターネットで音楽配信が直接出来る時代にレコード会社やレーベルは必要かという興味深い討論もあったりして1時間程の予定が30分もオーヴァーして皆熱心にディスカッションしていた。日本に限らずミュージシャンはどこでも大変苦労して音楽活動をしているのだと納得させられた討論会でした。

discussion2


ユウゲン/YUGEN

Francesco Zago - guitars
Valerio Cipollone - clarinets, saxes
Paulo Botta -keyboards
Maurizio Fasoli - piano
Matteo Lorito- bass
Alberto Roveroni - drums

 イタリアのミラノ近郊にあるロンバルディア州で2004年にFrancesco Zago とMarcello Marinonを中心に結成。今まで3枚のCDをリリースしているのだがCDによってメムバーは流動的に代わっている。去年発売された最新CDは「Iridule」。サウンドはレコメン/アヴァンギャルド/チェムバー・ロック/プログレ等のミックスとなっているが、構成がきっちりしすぎているのか、ライヴで聴くにはちょっとスリルが無い様に感じた。毎年フランスで開催されるレコメン系フェスティヴァル「Rock in Opposition」に今年出演するそうだからそれなりに実力は認められつつある様だが、CDで聴いた方が面白かったような…。演奏メムバーによってもかなり雰囲気が変わりそうだからそれなりのメムバーでもう一度聴いてみたいバンドだ。最新CD「Iridule」でのドラムはデイヴ・カーマン/Dave Kerman!
ちなみにユウゲンは日本語で「幽玄」と書くそうです。

Yugen


スリィー・フレンズ/THREE FRIENDS

Gary Green - guitars
Malcolm Mortimore - drums
Mick Wilson - vocals
Roger Carey - bass, vocals
Gary Sanctuary - keyboards

 もはや伝説となってしまったイギリスの超テクニカル・プログレ・バンド「GENTLE GIANT」のギタリスト,ゲイリー・グリーンが中心となって結成されたスリィー・フレンズ/THREE FRIENDSだが、やはり求めてしまうのはGG/GENTLE GIANTのサウンド。シャルマン3兄弟が去ってしまった後二度と聴けないとは分ってはいても今一度ライヴで再現してはくれまいか?と願ってしまう。1975年ロンドンでオリジナル・メムバーのGGを見ているだけに、あのぴょんぴょん跳ねながらギターを弾くゲイリー・グリーンは一緒でも(ハゲてしまっているが)キーボードが違う、ベイスが違う、ドラムスが違う(私が見た時はJohn Weathers)そしてなによりもヴォーカルが…あの全員のまるで大学のグリークラブのようなハーモニィのコーラスが聴けない。いや、スリィー・フレンズがマズいわけではい。実際そこいらのバンドよりしっかり聴かせてくれる。ただオリジナルGGが上手すぎただけ。別バンドとして聴かなければ…でもさぁ、やっぱりねぇ…

3Friends


ピーター・ハミル / PETER HAMMILL

Peter Hammill - vocals, piano and guitar

 さて、ハミルさん。この所毎年来日しているのでその演奏も容易に想像できると思う。昔から「音程を外したまま演奏出来るミュージシャン」として有名だったが、還暦を過ぎて増々「暴走」していてもう誰にも止められない。5年程前までは、ヴァイオリンのステゥワート・ゴードンとデュオでプレイしていたのだが、その度にあのハミルの独自のリズムによく合わせられるなあとゴードン氏に同情、いや尊敬していたものだ。そのゴードンでも最近のハミルにはついていけないだろう。何故?VdGと並行してソロ活動も続けている昨今、彼の一言一言の言葉、一音一音の音符に込められるソウル/魂が鬼気溢れる演奏になっていて彼自身も演奏をコントロールできないのだろう。心臓発作で倒れたこともあるハミルが額に青筋を立て声を絞り出している様を見ると本当にステイジ上で倒れてしまうのではないかと怖くて仕方がない。この夜もアカペラのアンコール「Again」まで約1時間半、全身全霊で疾走したピーター・ハミルのソロ・コンサートだった。

20110501Hammill1

20110501Hammill2

 ショウの後、囲まれたファンから逃げるようにホテルに走って戻ったハミルだが、その余りにも憔悴しきった様子に私は声もかけられなかった。お疲れさま、ハミルさん。この日のセットリストは「Ex-ex Peter Hammill ブログhttp://http://inverse.exblog.jp/」に詳しく出ています。ピーター・ハミル9月の日本公演に関してはこちらhttp://invs.exblog.jp/i36/をご覧ください。



アクセス
ゴーヴァイアまでのアクセスをちょっと紹介

ポルトガルの首都リスボンへはほとんどの航空会社が各ハブ空港経由で運航している。
一番近い空港はポルトだが、直行の航空便が少ないのとここからゴーヴァイアへのアクセスはすこぶる不便なのでお勧めできない。

リスボン → ゴーヴァイア

鉄道 : リスボンからゴーヴァイアまでの直行便はない。一番近い駅はマングァルデ/Mangualdeだが、ゴーヴァイアから20Km程離れているので駅前からタクシィをひろわなければならない。ヨーロッパの田舎の駅前にはタクシィ乗り場があるとは限らないので自分で電話をして来てもらわなければならない場合が多い。この場合現地の人は英語が話せるとは限らない。

バス : リスボンからゴーヴァイアまでの直行便が1日3便出ている。(2011年度版時刻表)5時間程かかるが、ポルトガルの道路は快適だし乗っていれば着くのですこぶる便利。これが一番お勧め。

車 : レンタカーという手もあるが、カーナビを使ったら険しい山越え道に導かれたとブーたれていた人がいた。


 世界的に経済が低迷している昨今、ポルトガルも国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)から多大な融資を受けたばかりだ。このGARも予算を縮小されていると聞く。幾つかのフェスティヴァルが中止に追い込まれている状況下で難しいとは思うが、GARはその内容がいいだけにこれからも続けていって欲しいと願うばかりだ。
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ゴーヴァイア アート ロック 2011 / GOUVEIA ART ROCK 2011 

2011年4月30日(土)~ 5月1日(日)

GAR2011 poster

 ここ3年ほど毎年ポルトガルのゴーヴァイアで行われる「ゴーヴァイア・アート・ロック」に行っているのだが、去年はアイスランドの火山噴火で行くに行けなかった。今年はベルギーからアラニス、フィンランドからアラマーイルマン・ヴァサラット、イタリアからユゥゲン、イギリスからキャラヴァン、スリー・フレンズ、そしてピーター・ハミル…ハミルさん出るのか…じゃあ、行くか…
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